ガルバリウム素材について
正式名称は「ガルバリウム鋼板」といいます。アルミニウム、亜鉛、シリコンから成る、アルミ亜鉛合金メッキ鋼板のことを指します。1970年代初めにアメリカで開発されました。メリットは軽くて錆びにくく、耐熱性が高く加工がしやすいことです。デメリットは強度に欠けること、防音性・断熱性の面が弱いことです。
【評価】
・価格…★★★★☆ ・耐久性…★★★★★ ・強度…★★☆☆☆
(5段階評価)
スレート素材について
一般的には「化粧スレート」を指します。(天然スレートは大変高価なため、一般的にはあまり使用されません)
セメントと合成繊維を混ぜて加工し、着色塗装を行って作ります。古くは石綿(アスベスト)を原材料とする石綿スレートが主流でしたが、アスベストの弊害が明らかになってからは製造中止になりました。メリットは軽量で安価なこと、色のバリエーションが豊富なこと。デメリットはメンテナンスに手間とコストが発生すること。スレートは約10年ごとに塗装の塗り替えが必要で、強度も少し劣ります。
【評価】
・価格…★★★★★ ・耐久性…★★☆☆☆ ・強度…★★☆☆☆
(5段階評価)
セメント素材について
正式名称は「セメント瓦」といいます。
セメントと砂を混ぜて練り上げ、加工してから成形を行い作ります。一昔前は瓦と言えば日本瓦しか存在していませんでしたが、現在では洋風瓦や北欧スタイルのものも存在します。
メリットは形や色のバリエーションが豊富なこと。デメリットは強度が低く、定期的なメンテナンスが必要なこと(15〜20年毎に再塗装が必要)です。
【評価】
・価格…★★★★☆ ・耐久性…★★★☆☆ ・強度…★★☆☆☆
(5段階評価)
瓦について
正式名称は「日本瓦」といいます。古くから日本家屋に使用されて来た最も一般的な屋根材です。粘土を使用した焼きものの屋根材で、日本の風土に最も適していると言われてきました。メリットは耐久性が高いこと、断熱性・遮音性に優れていること。デメリットは、非常に重く耐震性に不安があること、修理の際のコストが高いことです。
【評価】
・価格…★★☆☆☆ ・耐久性…★★★★★ ・強度…★★★★★
(5段階評価)
トタン素材について
トタン屋根は、亜鉛をメッキ加工した鋼板の屋根材のことです。鉄板だけでは、すぐに錆びてしまうので防錆のために亜鉛をメッキします。昔の家屋で金属系の屋根材といえば一般的にはトタン屋根のことを指していました。メリットは軽量で耐震性に優れていること、安価であること。デメリットは、錆びやすいこと、断熱性・遮音性が低いことです。
【評価】
・価格…★★★★★ ・耐久性…★★☆☆☆ ・強度…★★☆☆☆
(5段階評価)